12/7の中山競馬
(2歳新馬・芝1600m)
でデビューしたオーセンティアン
のレース振り返りです。
気持ちが先行して体が追い付かない状態が
続き、今後も体力の構築には時間がかかる
見立て。課題は残る状況ですが、実戦を
交えながらの成長に期待し、まずは今の
状態でデビューすることとなりました。
近況のトーンからあまり強気にはなれない
状況ですが、今後に繋がる走りを見せて
くれることに期待のレースでした！
レース結果を振り返ります！
オーセンティアン
2歳 牝馬
父:スワーヴリチャード
母:ダイワオンディーヌ
(BMS:クロフネ)
(美浦)高橋文 厩舎
生産：隆栄牧場
レース前近況
24/12/4 高橋文厩舎
４日は美浦Ｗコースで追い切りました（６８秒０－５２秒６－３８秒２－１２秒３）。
「今朝いちばんで馬場入りして追い切りました。
先週は併せ馬にして結構力んでしまいましたし、週末は追い切りではなく坂路２本にしたものの苦しさを見せていましたので、今週はリズム重視と思い、単走追いにしました。
少し気持ちは入っていましたが、単走の分、堪えられていましたし、ゴール板を過ぎてからも奥まで伸ばすことができました。
調教負荷という点では時計以上のものを求めることができましたし、十分なのですが、煮詰まってきているのは否めないので、できればサッと競馬へ向かいたいですね。
予定では２５頭ほどエントリー予定になっているので、何とか突破してほしいです。
ジョッキーは内田さんにお願いしています」（高橋文師）
７日の中山競馬（２歳新馬・芝１６００ｍ）に内田騎手で出走を予定しています。
レース後コメント
24/12/7 高橋文厩舎
７日の中山競馬ではゲートを出たなりに道中中団を追走する。
直線は最後までジリジリとした脚になってしまい１３着。
「気性面は特に気をつけてはいましたが、返し馬から上に、上に行く感じがあり、まだ背中、腰、後肢にかけて緩さがあることで余計に重心が高くなってしまいました。
競馬のスピードになっても収まらず、宥めつつの追走になってしまいましたね…。
気性を考えると距離を短くしたくなりますが、走り自体はマイルやもう少し距離があっても良く感じるくらいですし、何とか競馬を教え込みつつ、良さを発揮できるようになってほしいです。
今日はいい走りをお見せできず申し訳ございません」（内田騎手）
「輸送や装鞍は何ら問題なく、馬体に関しては概ねこれくらいかなとイメージしていた範囲内で送り出せたのは良かったです。
それでも、やはり人が跨ると段々昂ってきて、返し馬から結構頭が高くなってしまいました。
中山マイルと考えると普通内枠はプラスになりますが、この馬の場合は折り合いがポイントですし、脚質的にも溜めたり、器用にポジションを上げたりし難いところがあるので、できればスタートを決めて前々で進められれば理想だったけど、ゲートも速くなくて、枠を考えてもこの馬には中途半端な形になってしまいました。
さすがに道中にあの走りになってしまうと、直線もジリジリになってしまいますね…。
心身共に成長は必要になりますが、少しでも正しい位置でハミを取って安定したフットワークになるよう、覚えさせていきたいです。今日はいい走りをお見せできず申し訳ございません」（高橋文師）
調教の際も気持ちのコントロール、折り合いに気を遣う状況にありましたが、競馬の中でも頭を上げるシーンが目立ち、理想的なフォームで走ることができませんでした。
気性はもちろんのこと、背中からトモ脚にかけてまだパンとしていないことで余計に苦しくなってしまう部分もあるでしょうから、経験を重ねつつ更なる成長を促し、何とか走りを安定させて結果につなげていきたいところです。
今後はレース後の状態をしっかり見てからどうするか判断していきます。
レースの感想
結果は13着でした。
スタートは速くなく、出たなりで中団を
追走。勝負どころで後方の位置となり、
直線でも前との差は詰まらず、後方集団で
なだれ込んでの13着でゴールしました。
気持ちの昂りと体の緩さから頭が高くなり、
良いフォームで走ることができませんでした。
近況のトーンのとおりの厳しい内容・結果と
なってしまいました。
不安の多いデビュー戦でしたが、まずは
無事に走り切ることができて良かった。
レース内容は課題が多く見られ、心身ともに
大きな成長が必要そうですが、実戦の経験も
糧にしつつ、今後なんとか巻き返していける
といいな！
※クラブ公式情報はキャロットクラブの許可を得て掲載しております。
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