キャロットの2歳牝馬、
エルフォルクの近況です。
5月に中旬、早めの移動で
ゲート試験に合格！
その後は硬さが目立つことや
体がまだ上手く使えていないこと
に加え、根本的な体力がまだ
備わっていないという課題があり、
放牧でじっくり進めることに。
8月下旬に帰厩しましたが、
背中の張りや息遣いなど、
まだまだと感じさせるような
状態。無理することなく慎重に
進めていくことになるかと
思いましたが、徐々に良化し
10月のデビューを目指すことに！
近況を確認していきます！
コンテンツ
エルフォルク
2歳 牝馬
父:モーリス
母:シュピッツェ
(BMS:Azamour)
(美浦)中舘 厩舎
生産：社台ファーム
近況
22/5/24 山元ＴＣ
周回コースと坂路で軽めのキャンター調整を行っています。
「先週末にこちらに到着後は、運動程度の軽い調整をしながら馬体のチェックを行ってきましたが、環境の変化に戸惑うことなく目立った疲労感は見られません。
馬体重も４２９キロと初入場時から大きな減少はなくカイバ食いも良好なので、昨日から軽く乗り出しています。
体調を見ながら徐々にペースアップして行ければと思います」（山元ＴＣ担当者）
22/6/1 山元ＴＣ
周回コースと坂路でハロン１７秒程度のキャンター調整を行っています。
「この中間から、周回コースと坂路で普通キャンター程度の調教を開始しました。
坂路は２本乗る日も設けており、今週末ぐらいから１５－１５も取り入れて行けそうです。
まだ冬毛が残っている状況ですが、順調に乗り込めているのでここから体調も良くなってくるでしょう。
馬体重は４４０キロです」（山元ＴＣ担当者）
22/6/8 山元ＴＣ
周回コースと坂路でハロン１７秒程度のキャンター調整を行っています。
「この中間は、周回コースと坂路での普通キャンターをベースに、週に２回は坂路２本目に３ハロン４５～４２秒程度の調教を取り入れるようにしています。
徐々に負荷を高めながらもカイバ食いは落ちず、毛ヅヤもワントーン明るくなってきました。
まだ自分からハミを取るという感じはないので、走り方を教えつつじっくり良化を促していきます」（山元ＴＣ担当者）
22/6/15 山元ＴＣ
周回コースと坂路でハロン１７秒程度のキャンター調整を行っています。
「この中間も坂路で普通キャンターをベースに、週に２回、坂路２本目に３ハロン４５～４０秒のメニューで乗り進めています。
変わらずにカイバ食いは良好で毛ヅヤも良化していますよ。
速めの調教を取り入れて少しずつ前進気勢はでていますが、まだ持続しきれないので、この馬に合ったペースで良化を促していきます」（山元ＴＣ担当者）
22/6/22 山元ＴＣ
周回コースと坂路でハロン１７秒程度のキャンター調整を行っています。
「この中間も、坂路では普通キャンターをベースに週に２回ほど３ハロン４５～５０秒のメニューを消化しています。
今週末には３ハロン４０秒を切るぐらいの調教を課してみる予定です。
気温の上昇に伴い発汗量が増えて体重が減少傾向ですが、馬体はまだ余裕があるシルエットなので、しっかり乗り込んで状態を上げていきたいと思います」（山元ＴＣ担当者）
22/6/29 山元ＴＣ
周回コースと坂路でハロン１７秒程度のキャンター調整を行っています。
「この中間も先週とほぼ同じメニューで乗り込んでいます。
先週末には坂路で３ハロン４０秒２の時計を出しましたので、今週末は３ハロン３８秒台を目指してもう一段階ギアを上げていきます。
速めを取り入るようになってさすがに調教後のカイバ食いは不安定になりますが、それ以外はしっかり完食してくれていますし、メリハリのある体つきになってきました。
馬体重は４３６キロです」（山元ＴＣ担当者）
22/7/6 山元ＴＣ
軽めの調整を行っています。
「この中間、先週末金曜日の調教後に軽い熱中症の症状が見られました。
急な暑さで気をつけていたのですが、ご心配をおかけして申し訳ありません。
幸い症状は軽く、その日の午後には体調も戻りました。
今週末まではウォーキングマシンとトレッドミルで軽めの調整に留め、来週からまた騎乗調教を進めていきます」（山元ＴＣ担当者）
22/7/20 山元ＴＣ
周回コースと坂路でハロン１７秒程度のキャンター調整を行っています。
「先々週お伝えした熱中症の症状ですが、週末までウォーキングマシンやトレッドミルで軽めの調整に留めて落ち着きました。
先週から坂路調教を再開しましたが、以前と変わりない感触で走れていますので、今週から時計を出し始めています。
カイバ食いが安定し、毛ヅヤもだいぶ良くなっていますが、まだ暑さが厳しい日が続きますし、メリハリをつけたメニュー構成で進めていきたいと思います」（山元ＴＣ担当者）
22/7/27 山元ＴＣ
周回コースと坂路でハロン１７秒程度のキャンター調整を行っています。
「この中間は、坂路では週に２回、２本目に３ハロン４５～４０秒程度の調教を取り入れています。
先週末には３ハロン３９秒５、ラスト１ハロン１３秒２という時計を出しています。
馬体重は増加傾向にあり、体調面についても問題なく良い状態で調教できています。
馬体重は４４５キロです」（山元ＴＣ担当者）
22/8/3 山元ＴＣ
周回コースと坂路でハロン１７秒程度のキャンター調整を行っています。
「この中間も先週とほぼ同じメニューで乗り込みを続けています。
先週金曜日、今週火曜日と１４－１４ぐらいの速めの時計を出しました。
コンスタントに強めの調教を取り入れるようになって背中に硬さが出てきているので、電気治療など物理療法でケアをしています。
小柄ながらカイバ食いは落ちず体調は問題ありません」（山元ＴＣ担当者）
22/8/10 山元ＴＣ
周回コースと坂路でハロン１７秒程度のキャンター調整を行っています。
「この中間も坂路では３ハロン４５～４０秒ぐらいをベースにじっくり乗り込んでいます。
その中で、先週金曜日には坂路２本目に３ハロン３８秒５－１２秒８という時計を出しており、意識的に強めの調教も織り交ぜるようにしています。
馬体の張りツヤはまだ良化の余地がありますから、しっかり乗りながら上積みを作っていきたいと思います」（山元ＴＣ担当者）
22/8/17 山元ＴＣ
周回コースと坂路でハロン１７秒程度のキャンター調整を行っています。
「この中間も先週までとほぼ同じメニューを続けています。
先週末には３ハロン４０秒３―１３秒３、昨日は３ハロン４３秒３―１３秒７という時計を出しており、速めの調教も織り交ぜて順調に乗り込んでいます。
のんびりした気性ですが、ここまで疲労感が出ることもなく来ていますし、体調面も良好で、そろそろ厩舎サイドと具体的なプランを検討していく段階と考えています」（山元ＴＣ担当者）
22/8/23 中舘厩舎
２３日に美浦トレセンへ帰厩しました。
「この中間、先週金曜には坂路で３ハロン３７秒５、ラスト１ハロン１２秒３という速い時計も出しましたが、息の乱れはなく状態の良さを感じました。
現状の良化度合いから厩舎サイドとは近々の移動を相談しながら調整を進めていたところ、本日の検疫が確保できたとのことで無事送り出しています」（山元トレセン担当者）
22/8/25 中舘厩舎
２４日、２５日は軽めの調整を行いました。
「中間、山元トレセンへ行って状況を見に行ったこともありましたし、その後もスタッフさんと連絡を取って状況を把握していました。
正直に言えばまだまだなのかもしれませんけれど、ゲート入厩時より良くなってきているように思えましたし、山元のスタッフさんの話ではしっかりと乗れているということでしたので、それならばということで秋デビューを目指して今週火曜日の検疫で入厩させています。
ただ、場所が変わって緊張しているのか、それともこれまでのトレーニングの疲れがここに来て出てきているのか、背中、腰を中心に体がちょっと硬く思える状態です。
格好自体は以前より良くなっているものの無理は禁物なので、今週はケア中心にして接していこうと考えています」（中舘師）
22/9/1 中舘厩舎
８月３１日に、１日は軽めの調整を行いました。
「入厩してきてからここまで、緊張と疲れを解すようにジックリと動かしています。
幸い、背中、腰を中心に出ていた疲れはいくらかいいかな…と思える変化は見られていますけれども、不安がないと言い切れる段階にはまだありません。
中間、僕自身でも跨ってみたのですが、外見よりも乗った感触のほうがまだよかったですね。
正直、入厩後の様子を見てどこまで動けるかな…と思っていたのですが、重すぎることはなかったです。
ただ、体力的なことも含めて少し時間をかけていく必要はあるかなとも感じるので、急かさないように心がけてはいます。
まだ時計になるところは課していませんが、早ければ明日か週末くらいに１５－１５くらいをやってみるかもしれません」（中舘師）
22/9/7 中舘厩舎
７日は軽めの調整を行いました。
「１週前の段階だと、う～ん…という感じではあったのですが、様子を見たうえで金曜日に少し時計を出してみました。
１５－１５くらいを基調にしてじわーっと動かしてどれだけ対応できるかなと思っていたところ、５ハロンで６９秒半の終い１２秒４という時計で来ることができていました。
ただ、馬場の内目を通って出したものなので、この時計にプラス１秒くらいの感覚で見てもらえたらとは思います。
それでも抱いていた想像よりは対応してくれたかなと思えましたし、少しずつ前進できているように感じますよ。
相変わらず背中の張りがあり硬く感じられるので解しながら調整するようにしていますし、息遣いを聞いていてもまだこれからと感じるので、コンスタントに動かしていって、まずは今開催中にデビューできるかを探っていければと思っています。
今週もおそらく週末にかけたタイミングで時計を出してみたいと考えています」（中舘師）
22/9/14 中舘厩舎
１４日は軽めの調整を行いました。
「先々週に続き、先週も金曜日に時計を出してみました。
背中はまだで、体のバランスという点でも良化の余地がある状態ですけれども、それでも最初に比べれば徐々に良くなってきているように思えます。
また、筋肉らしいものも徐々に浮き出て見られるようになってきていますよ。
時計的に見ても全体で６９秒半くらいですが、終いを１１秒６で伸ばすことができているように、少しずつ前へと進められているので、何とかこの調子と思っています。
今週どの程度動けるかで見えてくるかなと思っていますが、先週と今週あたまの様子からは最終週あたりに行けるかもしれないなというイメージを抱いています」（中舘師）
１０月１日の中山競馬（２歳新馬・牝馬限定・芝１６００ｍ）あたりを目標にしています。
調教タイム
22/9/2(金) 助手 美南Ｗ・重
69.4 – 53.4 – 38.7 – 12.4 強めに追う
リンガススウィート(新馬)馬ナリの内0.2秒追走0.1秒遅れ
22/9/9(金) 助手 美南Ｗ・稍
69.5 – 53.1 – 38.4 – 11.6 強めに追う
ロードヴァレンチ(古馬２勝)強めの内0.3秒追走同入
感想
放牧後は熱中症などのアクシデント
もありましたが、その後は体調に
問題なく、ペースアップへ。
コンスタントに強めの調教を取り
入れるようになって背中に硬さが
出てくるようになりましたが、
その他は大きな問題は無し。
秋のデビューを目指して8月下旬に
帰厩しました。
帰厩後も背中、腰を中心に硬さが
ある状態で、無理せず進めていく
ことに。体力的なことも含めて
少し時間をかけていく必要がある
とのことで急かさず徐々に。
その後時計を出したところ、前進
できているように感じる走り。
ただ、背中には硬さが残り、息遣い
もまだこれからといった感じでした。
その後も時計を出していくと徐々に良化。
ひとまず10月あたりのデビューを目標に
設定しました( ˙ᵕ˙ )
この調子で良化を促していって、
良い状態でデビューができるよう
見守っていきたいです( ᐛ )و
※クラブ公式情報・画像はキャロットクラブの許可を得て掲載しております。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました♪
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