キャロットの2歳牝馬、
ルミナスティの近況です。
2023年3月に左前膝の
クリーニング処置を施し、
その後はじっくりと進めて
きました。
当初は年内の帰厩を目指して
進めていましたが、11月に早め
の帰厩が叶い、無事にゲート試験
に合格！
近況を確認していきます！
コンテンツ
ルミナスティ
2歳 牝馬
父:ドゥラメンテ
母:マイハッピーフェイス
(BMS:Tiz Wonderful)
(美浦)加藤征 厩舎
生産：ノーザンファーム
近走成績
デビュー前
近況
23/5/15 ＮＦ早来
馬体重：484kg
現在は週３～４日、トレッドミルでの常歩運動を行い、それ以外の日はオーバーワークを避ける意味で運動は控えています。
現状を鑑みた調整が続きますが、状態自体はいい意味で変わりなく推移しています。
今後も適度に運動を行っていく中で定期的に獣医師の診断を仰ぎ、乗り運動の再開につなげるべくリハビリを進めていきます。
23/5/31 ＮＦ早来
現在はオーバーワークを避けるべく、週３～４日、トレッドミルでの常歩運動を行い、それ以外の日は運動を控えています。
この中間も脚元や体調は安定しており、ここまでのリハビリは概ね順調に進めることができています。
今のところ、６月中にはトレッドミルで動かすペースを速めるなど、少しずつ変化を付けることで状態の変化を確かめていきたいと考えています。
23/6/15 ＮＦ早来
馬体重：493kg
これまではトレッドミルでの常歩運動をメインとした調整を行ってきましたが、問題なく進められていたことを踏まえ、現在は週３日、トレッドミルでのキャンターを行い、それ以外の日はウォーキングマシン調整を取り入れています。
今のところ変わりない様子を見せていますが、運動負荷を強めたことによる反動が出ないとも限らないので、獣医師の定期チェックを交えつつ慎重に進めていきたいと思います。
23/6/30 ＮＦ早来
現在は週３～４日、トレッドミルでのキャンターを行い、それ以外の日はウォーキングマシン調整を取り入れています。
トレッドミルでのキャンターを開始した後も左前膝の状態は安定しており、経過は至って順調と言えます。
あと１ヶ月程度は現状のメニューを継続していく予定ですが、その中で脚元がいい意味で変化なく推移するようであれば、徐々に乗り運動へ移行していきたいと考えています。
23/7/14 ＮＦ早来
馬体重：497kg
現在は週４日、トレッドミルでのキャンターを行い、それ以外の日はウォーキングマシン調整を取り入れています。
左前膝の状態はこの中間も安定して見せており、トレッドミルでの運動を順調に進めることができています。
今後は蹄の角度や形を整えることで各関節へのプレッシャーを緩和させ、乗り運動の開始につなげていきたいと考えています。
23/7/31 ＮＦ早来
現在は週４日、トレッドミルでのキャンターを行い、それ以外の日はウォーキングマシン調整を取り入れています。
乗り運動の再開に備えて、トレッドミルでは意識的に速めのペースを取り入れるなど、体力の強化に努めています。
この中間に行われた獣医師によるチェックで問題がなかったことを踏まえて、近いタイミングでの乗り運動の再開を検討しています。
23/8/15 ＮＦ早来
馬体重：496kg
トレッドミルでのキャンター調整を問題なく進めることができ、現在は週１日ではあるものの、坂路で軽めのキャンター調整を行っています。
坂路調教を開始した後も、左前膝をはじめとした馬体各所に変化はなく、ここまで順調に乗り進めることができています。
今後も日々の状態チェックを念入りに行い、問題がないようであればキャンターペースを少しずつ速めたり、登坂頻度を高めたりしていきたいと考えています。
23/8/30 ＮＦ早来
現在は週３日、坂路でハロン１６～１７秒のキャンターを行い、それ以外の日はトレッドミルでのキャンターかウォーキングマシン調整を取り入れています。
坂路調教を継続していますが、左前膝は安定した状態で推移しており、順調にキャンターペースを速めることができています。
負荷を強める中にあっても無駄に気持ちが昂ることはなく、騎乗者の手を煩わせることはありません。
このまま適度に乗り込むことで鍛えていきたいと思います。
23/9/6 ＮＦ早来
トレッドミルか周回コースでキャンター調整を行い、週３日は坂路でハロン１６～１８秒のキャンター１～２本の調整を行っています。
「坂路では日によって１日２本乗って、その２本目に１６－１６を取り入れるなど順調に進めることができています。
このまま負荷に馴染ませつつ更なる良化につなげていきたいです」（早来担当者）
23/9/14 ＮＦ早来
トレッドミルか周回コースでキャンター調整を行い、週３日は坂路でハロン１６～１８秒のキャンター２本の調整を行っています。
「坂路入りする日は基本的に２本登坂させ、その２本目に１６－１６を乗っています。
ここまで順調に調教を進めることができており、このまま１５－１５の開始につなげていきたいところです」（早来担当者）
23/9/20 ＮＦ早来
トレッドミルか周回コースでキャンター調整を行い、週３日は坂路でハロン１６～１８秒のキャンター２本の調整を行っています。
「坂路２本目にハロン１６秒のキャンターを取り入れつつ順調に乗り込み本数を重ねることができています。
このまましっかりベースを固めて次のステップへ備えていきたいです。
馬体重は４７８キロです」（早来担当者）
23/9/28 ＮＦ早来
トレッドミルか周回コースでキャンター調整を行い、週３～４日は坂路でハロン１５～１８秒のキャンター２本の調整を行っています。
「坂路の登坂本数を増やし、また日によってはハロン１５～１６秒のキャンターを取り入れるなどペースも速めて負荷を掛けています。
このまま様子を見ながら１５－１５の開始につなげていきたいです」（早来担当者）
23/10/4 ＮＦ早来
トレッドミルか周回コースでキャンター調整を行い、週３～４日は坂路でハロン１５～１８秒のキャンター２本の調整を行っています。
「坂路ではハロン１５～１６秒のキャンターをメインに乗り進められています。
このままいい流れを保ったまま速めの調教開始時期を探っていきたいです」（早来担当者）
23/10/11 ＮＦ早来
トレッドミルか周回コースでキャンター調整を行い、週３～４日は坂路でハロン１５～１８秒のキャンター２本の調整を行っています。
「坂路では週１本ながら１５－１５の調教を開始しています。
このままコンスタントに速めの調教をこなしていって、年内の移動を目標にしていきたいです」（早来担当者）
23/10/19 ＮＦ早来
トレッドミルか周回コースでキャンター調整を行い、週５日は坂路でハロン１５～１８秒のキャンター２本の調整を行っています。
「登坂日を増やし、しっかり目の負荷を掛けています。
獣医師チェックで前肢の歩きに少し硬さを感じると言われたものの、触診では何ら問題なく、走りに関しては本数を重ねつつ良化しているので、このまま馴染ませて年内の移動を目指していきたいです」（早来担当者）
23/10/26 ＮＦ早来
トレッドミルか周回コースでキャンター調整を行い、週５日は坂路でハロン１４～１８秒のキャンター２本の調整を行っています。
「負担が掛かりすぎないように登坂ペースに幅は持たせているものの、終い１ハロンにハロン１４秒台まで乗り進める日も設けています。
ここまではまずまず順調に進められており、この流れを維持して移動目途を立てていきたいです」（早来担当者）
23/11/2 ＮＦ早来
トレッドミルか周回コースでキャンター調整を行っています。
「坂路では日によって２本目にハロン１４秒まで伸ばすなど、順調に負荷を掛けられていました。
坂路は先週末から馬場改修中のため、現在はトレッドミルや周回コースで動かしていますが、強めをそれなりに乗って来ているタイミングでもあったので、いいリフレッシュとなるように接していきます」（早来担当者）
23/11/8 ＮＦ天栄
８日にＮＦ天栄へ向けて移動しました。
「先日、調教師が来場したタイミングで移動時期の相談をしていて、順調なら１１月中には…と水面下で話していました。
その後、馬の状態は問題なく、厩舎の受け入れ態勢も整いそうとのことで、このタイミングでＮＦ天栄へ向けて移動させ、到着後の状態が問題なければ今週、来週の入厩予定と聞いています」（早来担当者）
23/11/10 加藤征厩舎
１０日に美浦トレセン・加藤征弘厩舎へ入厩しました。
23/11/15 加藤征厩舎
１５日はゲート練習中心のメニューを行いました。
「先週末に入厩させていただきました。ここへ来るまでに時間がかかったように、馬はまだこれからということなのでしょうが、何とかうまく軌道に乗せていけたらと思っています。
体調等の不安を感じさせることはないので、少しずつ慣らすように動かし出し、今週からゲート練習も始めるようにしています。
まだ序盤なのでこれからですが、上手く反応できるようにつくっていって、早期合格をまず目指していきたいですね」（加藤征師）
23/11/22 加藤征厩舎
２２日は軽めの調整を行いました。
「入厩後からさっそく始めていたゲート練習ですが、状況はまずまずでしたね。
練習ごとに反応も出てきて、これならば練習がてら受けていってもいいかなと思え金曜日に試しに受けたところ、見事に合格をもらうことができましたよ。
その後はダメージの有無を確認しているところで、プールなども交えつつ体を動かしています。
今朝は坂路に入ってジックリと乗ってみたところです。
明日以降１５－１５くらいのところから動かしてみようかと思っていて、このまま進めて行けそうか、仕切り直してからにしたほうが良いかを判断していきます」（加藤征師）
感想
当初から肢勢が安定せず、前腕に
張りやすさがある点を指摘されており、
2023年2月にはゲルを膝に注入。
その後も思ったほど良化が見られず、
3月に状態をチェックすることに。
診察では、幸いにも骨膜炎や骨折は
認められなかったものの、左前トウ側
遠位部分に軟骨増生が見られたため、
同箇所のクリーニングを施しました。
その後はじっくりとリハビリを進め、
6月にトレッドミルでのキャンター、
8月に坂路で軽めのキャンターへ。
ペースを上げた後も左前膝は安定した
状態で推移し、10月の更新では年内の
移動が目標とされました。
その後も順調で、予定よりも早く
11月に移動を開始し帰厩することが
できました！
帰厩後ゲート練習の状況はまずまずで
反応も出てくるようになり、試験も
無事に合格！
その後はダメージの有無を確認～
ルミナスティ、ゲート試験合格
おめでとう！
クリーニング処置を施してから
リハビリをこなして、ここまで時間が
かかったけど無事にゲートをクリア
できて良かった！
じっくり進めてきて、まだこれから
良化を促していく必要がありそう
だけど、今後も異常なく進めていく
ことができますように！
※クラブ公式情報・画像はキャロットクラブの許可を得て掲載しております。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました♪
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