6/30小倉・北九州記念へ! サーマルウインド近況(24/06/27)

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キャロットの5歳牝馬、
サーマルウインドの近況です。

6/30の小倉・北九州記念
(G3・芝1200m)
に出走します!

前走は距離短縮で春雷Sへ出走。
レース中に気難しさを見せましたが
それでもサトノレーヴの2着と好走
をしてくれました。
その後目標を北九州記念に設定し、
栗東に移動して調整することと
なりました。

脚元、メンタル面ともに不安を抱える
状況ですが、丁寧に接して調整いただき
出走まで漕ぎつけることができて感謝!
これに応えて重賞の舞台で良い走りを
してくれることを期待しています!

近況を確認していきます!

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サーマルウインド

5歳 牝馬
父:ドレフォン

母:ラフィエスタ
(BMS:スペシャルウィーク)
(美浦)奥村武 厩舎

生産:ノーザンファーム

近走成績

近況

24/4/14  奥村武厩舎

14日の中山競馬ではスタートは速くなかったが促して先団につける。
直線では内から伸ばしていくがクビの上げ下げで2着。

「まずは競馬に落ち着いて臨めればと思っていたところ、気難しさを出さずに馬場入りできました。
ジョッキーにはレース前にゲート練習をして欲しいと伝え、練習して臨んだのですが、実際のスタートがもうひとつになってしまいましたね…。
そのあたりも含めてジョッキーに話を聞くと
『練習では大丈夫でしたけれど、いざ本番となるとゲートがもうひとつでした。
そのことからスタートが決まらずあの形になってしまいました。
押し込んでいくことであの位置にはなりましたが、耳の絞り方がキツくて余裕を持っての追走ではなく、そのため勝負どころから直線も動かしていかざるを得ませんでした。
脚は使えているものの、やはり道中の余裕の差が最後の最後に出てしまったように思えます』
とのことでしたね。
懸念していたことがレースで出てしまいましたが、見方を変えればその状況でもよく走っていると言えるのかもしれません。
牝馬なだけになかなか難しいですが、少しでも機嫌良くレースへ臨めるよう、今後についてはそのあたりをよく踏まえながら検討していきたいです。
脚元もよく確認しておきます」(奥村武師)

京都牝馬Sを脚部不安で回避し、立て直して臨む今回でした。
また、精神的な難しさが目立つなかでの調整とあってどこまでやれるかという思いもありましたが、あと少しというところで悔しい敗戦となりました。
ただ、精神面の難しさを前面に出していて、今後も大きなポイントになりそうなので、大事に向き合っていけたらと思います。
今後はレース後の状態をよく見てから判断していきます。

24/4/17  奥村武厩舎

17日は軽めの調整を行いました。

「あとわずかというところで勝ち切れずに申し訳ありませんでした。
彼女のあのご機嫌状態からあそこまで持って来られたのは川田ジョッキーだからこそなのかなという気もしますが、何とか気持ちのケアもしながらさらにいい走りへと繋げていければと思っています。
レース後ですが、脚元を特に注意して見ているものの、今のところ大きな変化はなさそうですね。いつもは走るたびに検査しておいたほうがいいな…と心配になりますが、今回はそこまでには感じません。
もちろん油断は禁物ですから放牧まで、そして放牧後も牧場でもよく見てもらって無事を確認してから次のことを考えていきたいです」(奥村武師)

24/4/18  NF天栄

18日にNF天栄へ放牧に出ました。

24/4/23  NF天栄

トレッドミル調整を行っています。

「先週帰ってきました。脚元もそうですけれど、最近はメンタル面のほうがより心配になってきている馬なので、慌てて乗り出すのではなく慎重に様子を見るようにしています。
とはいえ、トレッドミルでキャンター調整は行えていますから、このまま動かしていき、乗り出しのタイミングを検討していけたらと思っているところです」(天栄担当者)

24/4/30  NF天栄

トレッドミル調整か角馬場で軽めの調整を行っています。

「入場してきてしばらく軽めで様子を見ていましたが、脚元の不安を感じることは今のところないですね。
元気も良いですよ。
ただ、トレセンへ行くと精神面の難しさが目立つ状況にありますから、詰め込み過ぎないように気を付けなければと思い、軽くは乗っていますけれどもまだフラットワークまでにして、少しずつ進めていきます。
馬体重は537キロです」(天栄担当者)

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24/5/7  NF天栄

トレッドミル調整か周回コースで軽めのキャンター調整を行い、日によってはハロン15~16秒のキャンター調整を取り入れています。

「まだ軽めから立ち上げ始めたところですが、歩様を含めた馬体面の不安を今のところ強く感じさせないので良い状況と言えますね。
このあと調教師が来場されるので、状態を見てもらい、今後について話をしていけたらと思っています」(天栄担当者)

24/5/14  NF天栄

トレッドミル調整か周回コースで軽めのキャンター調整を行い、日によってはハロン14~15秒のキャンター調整を取り入れています。

「立ち上げ後も変わらず乗ることができています。
体調だけで言えばむしろいいかなと思うくらいですね。
ただ、精神面のケアは必要不可欠で、少しでもリフレッシュを図るようにしていければという思いでいます」(天栄担当者)

24/5/21  NF天栄

トレッドミル調整か周回コースで軽めのキャンター調整を行い、日によっては周回コースもしくは坂路でハロン14~15秒のキャンター調整を取り入れています。

「体調は変わらずいいのですが、左前膝を中心に脚元への負担がちょっと見え隠れしているかな…という印象です。
トモ、特に右に関しても疲れはちょっとありますが、いつもとそう変わらず、大きく悪くなったというほどではないものの、対角線上の左前肢にじわっと疲れが溜まってきているのかもしれませんので、気を付けて対応していきます」(天栄担当者)

24/5/28  NF天栄

トレッドミル調整か周回コースで軽めのキャンター調整を行い、日によっては周回コースもしくは坂路でハロン14~15秒のキャンター調整を取り入れています。

「脚元に関しては相変わらずではあるので、しっかりとケアしながら調整を行うようにしています。
今回はバリバリ乗り込んでいくというよりはジックリと動かして、目標が決まったらそれに合わせて直前でスッと伸ばすような形を採っていきたいです」(天栄担当者)

24/6/4  NF天栄

トレッドミル調整か周回コースで軽めのキャンター調整を行い、日によっては周回コースもしくは坂路でハロン14~15秒のキャンター調整を取り入れています。

「脚元そしてメンタル面に細心の注意を払いながら調整を進めてきまして、現状はまずまずかな…と思える様子を見せてくれています。
このあと奥村調教師が来場されますが、現状はすでに伝えてあり、近々の移動を検討してもらうことにはなっていますよ。
馬体重は548キロです」(天栄担当者)

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24/6/5  奥村武厩舎

5日に美浦トレセンへ帰厩しました。

「昨日、天栄で状態を確認して脚元のほうは比較的問題ないかなと思えたのですが、腕節は牧場スタッフさんも今回少し気になると言っていましたね。
ただ、坂路主体で乗ることができていましたから、競馬を考えて戻しています。
北海道開催だとどうしてもフラットコースでの調教を強いられますから、今回はトレセンで調整して競馬へ向かえるよう、北九州記念を目指すことにしました。
美浦から直接小倉だと馬にとっては酷ですし、だからと言って現地滞在だと北海道と同様にコース調教のみになってしまいますから、年明けと同様に栗東へ連れていって調整します。
今のところ今週末に現地へ入る予定です」(奥村武師)

30日の小倉競馬(北九州記念・芝1200m)に出走を予定しています。

24/6/12  栗東TC

12日は栗東CWコースで追い切りました(83秒9-68秒4-52秒9-37秒8-11秒5)。

「先週末に栗東トレセンへ移動してからも状態は問題なく、直ぐに坂路で15-15程度に乗れていました。
今朝は70-40をイメージする内容ですが、普段と違う環境でも変にエキサイトせず、しっかり折り合って進められて問題なく動けていたとの報告を受けています。
また、歩様に関してもこの馬ベースで考えると落ち着いているようなので、このまま保ちながら進めていきたいです」(奥村武師)

30日の小倉競馬(北九州記念・芝1200m)に出走を予定しています。

24/6/19  栗東TC

19日は栗東CWコースで追い切りました(83秒8-67秒8-52秒7-37秒2-11秒1)。

「今朝は栗東トレセンに行って、直接調教、状態をチェックして来ました。
川田ジョッキー騎乗で問題なく動けていましたし、調教後は馬具を含めてジョッキーといろいろ相談していますので、競馬へ向けて必要に応じて微調整していきたいです。
馬の状態は、脚元、膝の状態はこの馬なりに落ち着いていて、歩きも問題ありません。
カイバを食べていて日に日に毛ヅヤは良くなって来ていますし、順調に乗り進められていますね」(奥村武師)

30日の小倉競馬(北九州記念・芝1200m)に川田騎手で出走を予定しています。

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24/6/27  栗東TC

26日は栗東坂路で追い切りました(52秒5-38秒0-24秒8-12秒0)。
27日は軽めの調整を行いました。

「栗東に行ってから数週間が経ちますが、正直行った直後は繊細さを表に出してゴネてしまったんです。
そこから、特に速めのところをやるときは入り口を毎回変えて、悟られにくいよう工夫しながらやってきたことで、この馬としてはまずまずスムーズに調整できています。
先週は川田ジョッキーに乗ってもらって感触をつかんでもらって、感じたことをフィードバックしてもらい、レースまでの10日間でより良くできるようにするにはこうしたほうがいいのではないかといった細やかなところも含めてアドバイスをもらうこともできましたので、そのことを踏まえつつ調整しています。
特にハミのあたり方などに修正を加えたことで苦しさが薄れているのか雰囲気良く調整ができていますよ。
今週は坂路で追い切ったところ、気分、リズムともに良く、いい走りができたとスタッフから報告を受けています。
上がりも大丈夫そうですね。
短い期間とはいえ栗東で有意義な時間を過ごすことができましたし、いい形でレースへ向かえそうですから楽しみにしたいです。
もちろん、この後も気を抜かずに調整してレースに備えていきます」(奥村武師)

30日の小倉競馬(北九州記念・芝1200m)に川田騎手で出走いたします。

調教タイム

24/6/12

助手 栗東CW・良
83.9 – 68.4 – 52.9 – 37.8 – 11.5 馬ナリ余力

24/6/16

助手 栗東坂・稍
56.4 – 40.0 – 26.0 – 12.5 馬ナリ余力

24/6/19

川田将 栗東CW・稍
83.8 – 67.8 – 52.7 – 37.2 – 11.1 G前気合付
アルゴナヴィス(三未勝)馬ナリの内0.8秒追走0.1秒遅れ

24/6/23

助手 栗東坂・不
57.4 – 40.6 – 26.6 – 12.9 馬ナリ余力

24/6/26

助手 栗東坂・稍
52.5 – 38.0 – 24.8 – 12.0 末強め追う

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感想

6/30の小倉・北九州記念
(G3・芝1200m)
に出走します!

昨年はリステッドの信越Sで優勝。
5歳の始動戦は京都牝馬Sを予定して
栗東まで移動しましたが脚元の不安が
出て見送り。その後は慎重に乗り進め、
4月の春雷Sに出走。距離短縮での挑戦、
レース中も気難しさを見せましたが、
それでもこの後に函館SSを制する
サトノレーヴの2着と、好走して
くれました!

レース後は脚元の不安は見られず
ひと安心。トレセンでの精神面の
難しさが目立つ状況であることから
あまり詰め込みすぎないよう、
放牧先では少しずつ進めることに。

精神面に配慮しつつペースアップ
していき、体調面も不安を見せる
ことなく進めることができましたが
5月の中旬、左前膝を中心に脚元への
負担が見え隠れする状態に。
大きく悪くなったというわけではない
ものの、ジワッと疲れが溜まっている
可能性があるとのことで、ケアしつつ
進めていきます。

その後はまずまずと思える状態を維持し、
6月の初旬に美浦トレセンに帰厩。
北九州記念を目標に設定し、栗東で
調整することとなりました。
川田騎手騎乗での追い切りもこなし、
細かくフィードバックをいただけた
ようでありがたい!
アドバイスをもとにした細やかな
調整も経てレースへ臨むことに。

脚元、メンタル面ともに不安がある中、
細心の注意をして、一丸となって進めて
いただき感謝!
サーマルウインドもこれに応えて、
好走・重賞制覇を成してくれると
嬉しい!重賞の戴冠、秋の大舞台へ
向けてファイトだ!( ᐛ )و


※クラブ公式情報・画像はキャロットクラブの許可を得て掲載しております。

 


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