11/13の東京競馬(芝1400m)
に出走したウィットサンデー
のレース振り返り、近況です。
調教内容や馬具など工夫を加え
諸々修正で臨んで一戦。
前進を見ることができるかに
注目でしたが結果は奮わず。
気性の難しさが影響したかと
思いましたが、レース後、
大きな異常が発覚することに。
予断を許さない状況とのことで
なんとか助かってほしいです…。
ウィットサンデー
2歳 牝馬
父:ミッキーアイル
母:メリート
(BMS:Redoute’s Choice)
(美浦)黒岩 厩舎
生産：ノーザンファーム
レース前近況
22/11/9 黒岩厩舎
９日は美浦坂路で追い切りました（５３秒４－３９秒０－２５秒８－１３秒２）。
「先週までしっかりとやれていましたし、先週の追い切りではブリンカーを装着して負荷をかけたということもあったので、直前となる当該週の追い切りはそこまで強いものを求める必要はないだろうと考えました。
ただし、そのなかでも集中させたいという意図はあったので、６ハロン追いになるコースではなく、まわりが囲まれたようなシチュエーションになる坂路で半マイル重点の追い切りを課すことにしました。
また、今朝は敢えてブリンカーを外した状態でどうかというのも見たいと考えて行ったところ、相手が格上馬というのもあるかもしれませんが手応え的にはやや劣勢になりましたね。
着けていないと反応面が乏しく、つまりは、やはり現状は馬具を着けたほうがいいだろうという結論を出すことができた調教になったと捉えています。
走りは、左右のモタれは見せておらずバランスは悪くありませんでした。
発馬の練習もしたのですが、こちらが捉えている通り比較的速いスタートを切ることができていましたので、前々で押し切りを図るのが現状のこの馬の長所を活かす乗り方なのかなと再確認したところです。
条件は右回りから左回りになりますが、諸々修正のうえ臨む今回、良いところを見せてもらいたいですね。今回の鞍上はドイルジョッキーにお願いすることになりましたので、良さを引き出してもらえたらと思っています」（黒岩師）
１３日の東京競馬（２歳未勝利・牝馬限定・芝１４００ｍ）にドイル騎手で出走を予定しています。
レース後近況
22/11/13 黒岩厩舎
11/13(日)東京3R
2歳未勝利〔芝1,400ｍ・17頭〕
16着［3人気］
１３日の東京競馬ではややゆっくりとしたスタートになり、その後促して先団につける競馬。
直線へ向かうところで手が動き出し、最後まで踏ん張ることができず１６着。
「前回から１ハロンの短縮、そしてブリンカーを着けたことを踏まえて、ジョッキーには先頭に行くつもりで競馬をしてほしいとリクエストしてありました。
練習で速かったのですが実戦では出負けしましたね…。
押し上げて４コーナーへ向かうまでは気持ちが入っていてスピードを活かすことができているかなと見てとれたのですが、そこから下がってしまいました。
そのあたりのことも踏まえてレース後ジョッキーに確認をすると、前半力んでひと息で走ってしまっていたそうです。
そして、４コーナーあたりで大きく息をすると一気に手ごたえがなくなったとのことでした。
様子が心配になりその後は無理して追わなかったということだったので、大きく負けてしまったこと自体は致し方ないようですが、修正してきて悪くない走りができるようになっていたのに変わり身をお見せできず申し訳ありません。
今日はちょっとチグハグになってしまったことが大きいと思いますが、ジョッキーはリクエストに応えようと乗ってくれたので責められませんし、馬自身、気持ちも体もまだ頼りない面が目立つ状況ですから、経験を積みながら少しずつでも変わっていってくれたらと思っています。
ジョッキー曰く、右を中心に両トモに弱さを感じるもののトラブルはなかったし、持っているものはいいと思える馬というコメントもくれていますから、何とかいい形に持っていけたらと思います」（黒岩師）
前走は馬群に包まれて苦しくなったか、トモをおとしてラチに接触するアクシデントがありましたから、そのあたりを見直して臨む今回は巻き返してほしいと願う気持ちでいました。
しかし、練習では速かったスタートを決められなかったのは痛かったです。
溜めても切れるというタイプでないことを踏まえて先行していきましたが、結果的に序盤で脚を使ったことが苦しくなったか、最後は粘ることができませんでした。
噛み合わないと苦しいということなのでしょうが、心身ともにまだこれからの馬ということのような気がしますので、経験を重ねながら力をつけていってくれたらと思います。
このあとはレース後の状態をよく確認してから判断していきます。
22/11/14 黒岩厩舎
「レース直後の様子に変わりはなかったのですが、時間が経つと発汗や寝転がりといった疝痛症状を見せ出しました。
精密検査を行えるトレセンの診療所にて検査を受けた結果、骨盤右腸骨翼の骨折が判明しました。
ハ行など外見上の異常はないものの、腹腔に出血が認められることから骨折による血管損傷が疑われます。
心拍などを見てもひとまず安定している状況にあるものの、血管損傷が確認されている以上、予断を許さないことに変わりはありませんので、このあともより慎重に経過を観察していきます。
ご心配をおかけしてしまい誠に申し訳ございません」（黒岩師）
感想
レースの結果は16着でした。
スタートで出遅れますがすぐに
促して先団につけます。
最終コーナー、早めに手が動き
始め、直線ではバタバタとした
素振りを見せます。
最後は失速し、大きく離れての
ゴールとなりました。
実戦形式、周りに馬がいる状態
での追い切りや、馬具の着脱で
変化があるかの観察等、工夫を
凝らして諸々修正のうえで臨んだ
一戦。
出遅れも痛かったですが、気性
の難しさが大きいと感じられる
走りに…
と思っていましたが、レース後
の更新で大きな異常が発覚。
骨盤右腸骨翼の骨折、さらに
骨折による血管損傷が疑われ、
予断を許さない状態との更新。
重度の故障で危険な状況にある
と見受けられますがなんとか
助かってほしい…。
現役への復帰が難しくても、
余生が過ごせるようまずは無事に
回復ができれば…。予断を許さず、
現場でも気の抜けない大変な状態
の中、手を尽くしていただいている
状況と思いますが、本当になんとか
助かってほしい。
次回の更新がホッとできる内容で
あることを願います。
ウィットサンデー頑張れ。
※クラブ公式情報はキャロットクラブの許可を得て掲載しております。
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