キャロットの2歳牝馬、
コナウェリナの近況です。
再募集当初は6～7月の移動を意識
とのことでしたが、成長途上である
ことを踏まえ、その後は無理をせず
に進めていくことに。
前躯がまだ窮屈な状態とのことで、
バランスを意識しながら、極端な
ペースアップは図らず我慢しつつ
調整を進めました。
その後は順調で一先ずゲート試験
までということで当初予定どおり
となる6月末に入厩。
センスの良さを見せて7月上旬に
見事ゲート試験に合格しました！
近況を確認していきます！
コンテンツ
コナウェリナ
2歳 牝馬
父:ミッキーアイル
母:コナブリュワーズ
(BMS:キングカメハメハ)
(美浦)宮田 厩舎
生産：ノーザンファーム
近走成績
デビュー前
近況
23/4/5 ＮＦ空港
現在は週２日、９００ｍ屋内坂路コースをハロン１５～１７秒のキャンター２本駆け上がっており、残りの日は軽めの調整メニューをこなしています。
「昨年１０月にＮＦイヤリングからこちらへ移動してきました。
右前脚の蹄を欠損したものの、治療を行いながら進めてきた甲斐もあって、１１月には坂路調教をスタートすることができました。
当初は体質が弱く、馬体もトモ高でアンバランスなところがありましたが、成長を優先して乗り込んできたことで今年３月にはハロン１５秒ペースのキャンターを取り入れるまでになり、その後は順調に現在のメニューまで乗り進めることができています。
ここ最近は馬体の成長が著しく、体高が伸びるなどバランスが整ってきたことで動きやすくなったためか、硬さを感じさせないフットワークを見せています。
早ければ６～７月頃の移動を意識しながら進めていくことができそうです」（担当厩舎長）
「昨年９月の募集に合わせてお声がけをいただき、その後、一度取り下げになってしまいましたが、その時点から蹄さえ伸びれば問題ないだろうと牧場から伺っていました。
クラブで再募集になる可能性が高いということもあって、それからは北海道に馬を見に行っている際、実は本馬も他の預託馬と同様、毎月見させていただいてました。
現状ではさすがにまだ緩さが残っており乗り込み本数は必要ですが、乗り出し開始以降はここまで概ね順調に進められていることもあり、トモや肩周りを中心に筋肉がついて以前よりもさらに格好よく見せるようになっていますね。
少しピッチ気味の走法で、配合の狙いどおり、短めの条件に適性がありそうで、実際にスピード感のある動きを見せてくれています。
お姉ちゃんのコナコーストの活躍も心強く、今から入厩してくるのを楽しみにしています」（宮田師）
23/4/14 ＮＦ空港
馬体重：465kg
現在は週２日、９００ｍ屋内坂路コースをハロン１５～１７秒のキャンター２本駆け上がっており、残りの日は軽めの調整メニューをこなしています。
引き続き、順調に日々のメニューをこなすことはできているものの、まだ成長途上にある馬ということで、無理に負荷をかけるようなことはしていません。
見た目のバランスも良化傾向にあるので、しばらくは馬に合わせて良くしていきたいと思います。
23/4/28 ＮＦ空港
現在は週２日、９００ｍ屋内坂路コースをハロン１５～１７秒のキャンター２本駆け上がっており、残りの日は軽めの調整メニューをこなしています。
調教時の動きに問題はないものの、成長過程に見られるトモ高の馬体で走りのバランスが悪く、前に負担がかかりやすくなっているので、しばらくは成長を促しながら進めていく必要があるかもしれません。
背中の良い馬だけに、様子を見つつ上積みを求めていければと考えています。
23/5/15 ＮＦ空港
馬体重：467kg
現在は週２日、９００ｍ屋内坂路コースをハロン１５～１７秒のキャンター２本駆け上がっており、残りの日は軽めの調整メニューをこなしています。
引き続き、走行時のバランスを意識しながら日々のメニューを進めるようにしています。
もう少しトモを踏み込めるようになれば走りも変わってくるはずなので、じっくり教え込んでいき、さらなる良化につなげていきたく思います。
23/5/31 ＮＦ空港
現在は週３日、９００ｍ屋内坂路コースをハロン１５～１７秒のキャンター２本駆け上がっており、残りの日は軽めの調整メニューをこなしています。
春になってグッと背が伸びたこともあり、前躯はまだ窮屈な印象を受けます。
今しばらくは我慢の時期が続きますが、成長が落ち着いたタイミングで徐々にペースを上げていくことができればと考えています。
それまでは焦ることなく本数を重ね、より大きな伸びシロを引き出していきます。
23/6/15 ＮＦ空港
馬体重：479kg
現在は週３日、９００ｍ屋内坂路コースをハロン１５～１７秒のキャンター２本駆け上がっており、残りの日は軽めの調整メニューをこなしています。
継続的にハロン１５秒ペースで動かしていますが、ガーっと走ってしまうようなことはなく、精神面は程よいところでキープすることができています。
背中が良く、父の産駒らしいスピードを感じさせる馬なので、今後もそういった長所を伸ばしてあげたいと思います。
23/6/28 ＮＦ天栄
２８日にＮＦ天栄へ向けて移動しました。
タイミングを見て美浦トレセンへ入厩する予定です。
「厩舎サイドと相談した結果、順調に進めることができている現状を鑑み、一先ずゲート試験まで進めてもらうことになりました。
緩さも抜けてきて、張りも出てきていますから、楽しみな存在と考えています」（空港担当者）
23/7/1 宮田厩舎
６月３０日に美浦トレセン・宮田敬介厩舎へ入厩しました。
23/7/5 宮田厩舎
５日はゲート練習中心のメニューを行いました。
「先週金曜日の入厩後の状態は安定しており、今朝からゲート練習を開始しています。
発進まで行えていますが、それなりに反応できていますし、いいですね。
少し口が強くてハミの取り方に気を遣うところはあるけど、気性に関しては落ち着いていると思いますし、馴染ませていけば問題ない程度です。
体調面は問題ありませんが、北海道からの移動と直近の暑さの影響か、入厩後は４５０キロ台で推移しているので、その点には気を付けてゲート試験合格を目指していきたいです」（宮田師）
23/7/7 宮田厩舎
７日にゲート試験を受け、見事合格しました。
「ゲート練習でそれなりに反応できていましたし、練習も試験もやることは一緒なので、今朝は練習がてら試験を受けたところ合格できました。
まだトモ高で前後のバランスが整っていない分、キャンター時に促していくとフォームが定まらず馬も気にして怒るようなところはありますが、センスが良くてゲートはスッと反応して出てくれました。
血統通りスピード色が強い走りですし、気性もいい前向きさがありつつ他馬に対しては負けん気の強さを見せるなど、競馬向きなのもいいですね。
今後は馬場で何本か乗って慣らす考えですが、馬体は北海道にいた時よりスッキリ見せているので、リフレッシュと乗り込み期間を設ける考えです」（宮田師）
感想
当初は体質の弱さがありましたが、
再募集時には馬体の著しい成長も
見られて、6～7月頃の移動も意識
していけそうとのコメントが。
その後は成長途上であることを
踏まえ、無理をせずに進めていく
ことに。
春に馬体がグッと成長したことも
あって前躯はまだ窮屈な状態。
バランスを意識しながら、極端な
ペースアップは図らずに調整を
進めます。
その後は順調に進み、一先ずゲート
試験までということで6月末に入厩。
再募集当初予定していた時期での
移動が叶うこととなりました。
練習ではそれなりに反応できており、
試験を受けたところ、センスの良さ
を見せて見事合格しました！
いい前向きさがあり、他馬に対しては
負けん気の強さを見せるということで
レースで力が発揮できそうな気性と
評価をいただけているかな！
コナウェリナ、ゲート合格おめでとう！
移動と暑さの影響があってか、馬体を
スッキリ見せている状態なので、放牧
でリフレッシュしてまた立ち上げていく
ことになりそう。
放牧後も大きな異常が出ることなく、
デビューを目指して進めていけます
ように！
※クラブ公式情報・画像はキャロットクラブの許可を得て掲載しております。
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