ルナマーレ引退(22/02/03)

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キャロットの3歳牝馬、
ルナマーレの引退が決まりました。

入厩後も脚元の状態が芳しくなく、
デビューをいったん諦めて北海道で
立て直しを図っていました。

精密検査を実施したところ
状態は想像以上に悪く、
競争能力の喪失に該当すると
判断がなされ、現役続行を断念。

傷みと向き合いつつここまで
頑張ってくれましたが、引退
することとなりました。

今回はルナマーレのこれまでの
近況内容を振り返っていきます。

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ルナマーレ

ルナマーレ211120_2111

3歳 牝馬
父:キタサンブラック

母:ムーンライトダンス
(BMS:Sinndar)
(美浦)久保田 厩舎

生産:ノーザンファーム

競争成績

未出走

振り返り

出資申し込み 

キタサンブラック産駒に出資したい
という思いから申し込みをしました。

NF空港入場~ゲート合格

当初はゆっくり良くなっていくタイプと
見られていましたが、NF空港に移動後は
予想を上回る良い動きを見せていました。

ただ、2歳2月頃から首や背中の傷みが
目立ち始め、ケアを施しつつ成長を
促していくことになりました。

成長して筋肉がつくことで
傷みが目立つことは少なくなって
いきましたが、2歳5月頃から
歩様に硬さを見せるように。

脚元の状態を確認しながら
じっくり進めていきましたが
左前脚だけでなく、右トモにも
疲労が蓄積するように。
こちらもケアを施しつつ進め、
2歳の8月に入厩してゲート試験
に合格しました。

ゲート合格~デビュー戦に向けた入厩 

ゲート合格後は無理をしない程度に
時計を出してから放牧に出ました。

その後は脚元の状態に気を配りつつ
徐々に負荷を強めていき、2歳10月頃に
年内のデビューを目指すとコメントが。

脚元の状態は良くも悪くも変わりなく、
2歳11月に年内のデビューを目指して帰厩。

帰厩後も脚元の様子を見てすぐには
時計を出さず、徐々に立ち上げ。
その後も脚元はスッキリとしません
でしたが、年明けの出走を目標に
徐々に進めていきました。

年明けの更新では厳しさが目立ち、
我慢していったんNF天栄へ放牧に
出す判断がなされました。

放牧に出た後の獣医師の診断では
だいぶ厳しい状況…とのことで
北海道へ移動し経過を見ることに。

北海道で立て直しを図りましたが
精密検査を実施したところ、
競争能力の喪失に該当すると判断が
なされ、現役続行を断念。引退する
こととなりました。

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近況

22/2/3  引退

「残された時間と脚元の状態を照らし合わせたうえで進めていければと考えて、社台ホースクリニックで精密検査を実施しました。
その結果、北海道に在厩していた当時より左前脚の状態は悪化しており、また、左後肢の繋靭帯にも重度の炎症が確認されました。
仮に治療を施したとしても競走馬としての予後は厳しく、総合的に判断すると能力喪失に相当する状態であるとの診断が下りました。
何とかデビューへ向かうことができればと考えていただけに非常に残念です。
ここまでお時間を頂きながら、上手く結果につなげることができず申し訳ありません」(空港担当者)

「天栄、そして北海道で経過を見てもらっていましたが、中間の様子を確認するとこちらの想像以上に状態が良くなく、厳しいという話を聞いていました。
そして、この度の診断で残念ながら諦めることになりました。
こちらでは慎重に探りながら動かしていましたが、それでいて前脚だけでなくトモ脚にもダメージが出てしまいました。
おそらく前脚をかばってのことなのだと思います。
何とか間に合ってくれればと願う気持ちで放牧に出したのですが、今思えば、軽くしか時計を出せていない状況で今回のようなダメージを負ったので、また戻ってこれたとしても今回以上の負荷を求めなければいけなくなるので同じことを繰り返したのかもしれませんね…。
良さそうなところがありましたし、キタサンブラック産駒の活躍っぷりを考えても非常に残念です。
何より期待を持ってお待ちいただいていた会員の皆様には誠に申し訳なく思います」(久保田師)

北海道では、脚元や背腰に疲れやすさがあり、時間をかけて心身ともに成長を促していく狙いで育成され、2歳の8月に美浦トレセンへ入厩しました。
牧場からは、特に左前脚には気をつけてほしいと引き継ぎがなされていましたので、慎重に対応しつつまずは無事にゲート試験を合格し、その後NF天栄へ放牧に出して乗り込みを重ねたうえで年内に再入厩しました。
その後は年末年始のデビューを目指していたものの、負担がかかりやすかった左前脚だけでなく、左トモ脚にも不安を発症したため、NF天栄ならびにNF空港にて経過を観察することになりました。
その後はある程度の時間をかけて変化を確認してきたのですが状態はなかなか好転せず、社台ホースクリニックで検査を受けた結果、競走能力喪失に該当するという診断がこのたび下りましたので、ここで現役続行を断念し、競走馬登録を抹消することとなりました。
会員の皆様にはまことに残念なことと存じますが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
なお、本馬に出資されている会員の方へは追って書面を持ちましてご案内いたします。

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感想

脚元の状態が芳しくなく、
北海道で立て直しを図っていましたが
状態は想像以上に悪く、現役続行を
断念することとなりました。

振り返ってみると、
脚元の課題が出る前から
首や背中に傷みが出やすく、
苦労の多かった現役生活
だったと思います。

それでも傷みと向き合いながら
2歳の8月にはゲート試験に合格。
年末年始でのデビューを
目指して入厩するなど、
前進を目指して頑張って
くれたと思います。

ルナマーレ、ここまで
お疲れさまでした。
傷みと向き合いながらの
大変な現役生活だったと
思います。ここまで体の
状態の悪さと戦って、
よく頑張ってくれました。

競争能力の喪失と重い診断結果
が出ることになりましたが、
大きな事故や取り返しのつかない
事態になる前にギリギリ踏みとどまる
ことができたのは不幸中の幸いでした。

オークションから繁殖に上がる
とのことで、今後は無理せず、
充実した余生を過ごすことが
できることを願っています。
今まで本当にお疲れさまでした。


※クラブ公式情報・画像はキャロットクラブの許可を得て掲載しております。

 


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