レース振り返り アリーヴォ近況(2021/10/25)

24日の菊花賞に出走した
アリーヴォのレース振り返りです。

年初は未勝利でのスタートから
小倉競馬で勝ちを重ね、
前走泥んこの道悪馬場を
こなして掴み取った菊花賞出走。

今回はデムーロ騎手とのコンビで
どこまでやれるのか楽しみな一戦でした！

レース結果を振り返ります♪

アリーヴォ

3歳 牡馬
父:ドゥラメンテ
母:エスメラルディーナ
(BMS:Harlan’s Holiday)
(栗東)杉山晴紀 厩舎
生産：ノーザンファーム

24日の阪神競馬
(菊花賞・G1・芝3000ｍ）
に出走しました。

18頭立てでアリーヴォは11番人気。

1番人気は東サラのレッドジェネシス。
春からさらに成長、充実度を増して
長距離適性もありそうでした。
2番人気は皐月賞・ダービー3着、
神戸新聞杯優勝のステラヴェローチェ。
オーソクレース、タイトルホルダー
も人気を集めました。

他の馬にとってもそうですが
3000mは未知の距離。
高速馬場、道悪馬場を
こなしてきた対応力と
折り合いの良さから
アリーヴォも適性が伺え、
楽しみなレースでした！

レース後コメント

21/10/25

10/24(日)阪神11R
菊花賞（GⅠ）〔芝3,000ｍ・18頭〕
7着［11人気］

互角のスタートから無理せず中団やや後方で流れに乗ります。
2周目の3～4コーナーから押し上げていき最後の直線コースで懸命に追われると、一瞬は伸びたものの坂を登ったところで力尽きますが、初めてのＧⅠ挑戦は7着入線と健闘しています。

杉山晴紀調教師「阪神競馬場までの輸送で体重が極端に減ることもなく、前走と同じ数字で競馬に向かうことが出来ました。
到着後は普段と変わりない様子でしたが、パドックでは観客が多くいたことから、観客の前を歩いている時は物見をして少し興奮していましたね。
ジョッキーが跨る時に煩くなったものの、地下道に入ってから返し馬を行うあたりでは落ち着きを取り戻して、いつも通りのアリーヴォに戻っていました。
ゲート裏では適度な気合い乗りでこれなら落ち着いて競馬をしてくれると思いましたが、その通りの走りを見せてくれました。
Ｍ．デムーロ騎手がこの馬の力を信じて満を持して追い出してくれましたが、さすがに最後の坂を登ったところで力尽きてしまいましたね。
レース後、Ｍ．デムーロ騎手に聞いたところ、
『跨った瞬間はファイトしてしまいましたが、その後は落ち着いていましたし、長丁場のレースでも落ち着いて走ってくれましたよ。
良い手応えのまま最後の直線に向くことが出来ましたし、
“これなら好勝負になる”
と手応えを感じましたが、坂を登ったところで疲れてしまいましたね。
今回の競馬だけで言うと距離が長いなと思いましたし、2,000ｍ位の距離ならもっと良い競馬をしてくれそうです。
敗れはしたものの、よく頑張ってくれました』
と、アリーヴォのことを労っていました。
勝負どころで少し詰まり気味になり、スムーズに追い出して行けないところがあったので、上手く捌けていれば掲示板はあったかもしれませんが、3,000ｍの距離でも折り合って走ってくれたのは今後の競馬に繋がってくると思います。
最後の止まり方を見ると、距離が長かったことに尽きると思いますし、次走はこの馬に合った条件で仕切り直したいと思います。
今回はＧⅠに臨むにあたって悔いのないよう仕上げたこともありますし、レースでは全力を出し切ってくれましたから、トレセンに戻って状態を確認した後は放牧に出す方向で考えています」

レースの感想

結果は7着でした。

好スタートから道中は
2番手集団に入ります。
かかることなく順調に進め
2週目の3コーナーから進出開始。
直線では前が空き、他の馬が殺到する中
馬体が接するもポジションを譲らず
懸命に追い込みます。
坂で苦しくなったか、
最後は一杯になりますが
しぶとく脚を使って7着でゴール！

スタート、道中はスムーズで良い競馬。
直線2回目の坂で一杯になり苦しそうに。
脚が残ってないのかフラつきも見えて
このまま後続に抜かれていくのか…
と不安がよぎりましたが、
余力がない中でも強敵相手に
懸命に食い下がる姿を見せてくれました。

未勝利クラスで始まった年初。
前走泥だらけになりながら
同着で掴み取った菊花賞の切符。
この舞台立つまでの経緯と、
格上の相手が揃った中でも
沈むことなく懸命に走る姿に
思わず感動してしまいました…！

アリーヴォ、ナイスファイト！
本当に良く頑張ってくれたと思います！

デムーロ騎手も好騎乗ありがとうございました！
余力があれば届いていた
と思わせる、アリーヴォの能力を信じた
追い出しのタイミングだったと思います。
また、最後まで諦めないよう
追い続けてくれたことにも感謝！

杉山先生、スタッフの皆さまも
バッチリな仕上げをありがとうございました。
現状の力は存分に発揮できたのでは
と思っています(*‘∀‘)

距離が長かったことと
坂がしんどかったでしょうか…！
現状は中距離が合っていそうで
適距離でのさらなる躍進が楽しみです！

アリーヴォ、長距離のレース、
そしてG1挑戦お疲れさまでした！
上がり馬の立場ながら、
春に重賞を賑わした
馬にも引けを取らない
素晴らしい走りを見せてくれたと思います！
今後が楽しみになる、
次につながるチャレンジでした！

長距離の厳しい条件の中、
一生懸命に走ってくれたので
馬体の状態が少し心配ですが
無事でありますように。

タフな競馬が続いたので、
しっかりリフレッシュして
また活躍を見せてくれることを
楽しみにしています(*^^*)

アリーヴォ、本当にナイスファイト！
感動する走りをありがとうございました！

※記載の情報はシルク・ホースクラブの許可を得て掲載しております。

　

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