シルクの3歳牝馬、
ミクロフィラムの近況です。
1/27の小倉競馬
(3歳未勝利・芝2000m)
に出走します！
9月のデビュー戦は3着。
良い脚を一瞬使ったものの、その後
ジリジリとした伸びとなり、トモの
緩さが指摘されました。
レース後は放牧に出ますが、良化は
ゆっくり。それでも休むことなく
じっくりと調整していって、12月に
状態が上がってきました。
1月の初旬に帰厩し動きも徐々に良化。
1/27のレースを目標に設定しました。
頼りなさは残りますが、じっくりと
良化を促した効果にも期待の一戦！
近況を確認していきます！
コンテンツ
ミクロフィラム
3歳 牝馬
父:リアルスティール
母:ティッカーコード
(BMS:Giant’s Causeway)
(栗東)斉藤崇史 厩舎
生産：ノーザンファーム
近走成績
近況
2023.09.09
9月9日(土) 阪神5R
2歳新馬 芝1400m
団野大成(55.0kg) 3着 2人気
団野大成騎手「馬場へ入場してから返し馬を終えるところまで、とても所作は良かったですよ。
レースでは、ゲートを出ると戸惑いからなかなかハミを取ってくれなかったですが、直ぐに二の脚が付いて流れに乗ることが出来ました。
メイショウサチダケがマイペースで逃げていましたし、そのまま粘り込まれそうでしたので、早めに動いていきましたが、一瞬は良い脚を使ってくれたものの、最後はジリジリとしか伸びてくれなかったですね。
トモが緩い分、まだハミに頼った走りとなっており、その辺りがしっかりとしてくればもっと良い走りを見せてくれるでしょう。
それに、次はもっと良いポジションでレースを進められそうです」
2023.09.13
在厩場所：栗東トレセン
斉藤崇史調教師「先週は、周りの馬がソワソワしているのを見て少し釣られるぐらいで競馬場までの輸送や装鞍所での所作は問題ありませんでした。
レース序盤は初めての競馬らしく、流れに乗るまで少し時間が掛かってしまいましたが、ジョッキーが促していくと反応して上がっていくことができました。
ただ、早めに動いていった分、最後はダラっとしか伸びてくれませんでしたね。良い脚が一瞬しか使えないものの、まだトモがしっかりとしていない部分がありますし、これから成長していけばもっと良い走りを見せてくれるようになるでしょう。
レース後も脚元含めて気になるところはありませんが、この後は無理せずノーザンファームしがらきへ戻して心身ともに鍛えてもらう予定です」
2023.09.22
在厩場所：ノーザンファームしがらき
調教主任「先週木曜日にこちらへ戻ってきましたが、心身共に走ったなりの疲れはありましたので、現在はトレッドミルで様子を見ています。
全体的にもう少し成長してきて欲しいですし、定期的にリフレッシュさせながら進めて行った方が良さそうですね。
馬体重は424kgです」
2023.09.29
在厩場所：ノーザンファームしがらき
調教主任「こちらで状態を確認したところ、体はやや萎んでいますが、この馬なりに飼い葉を食べてコンディションは悪くありません。
前捌きの硬さもそこまで気にならないですが、馬体をふっくらさせた上で、コースに入れていきたいと考えているので、それまではトレッドミルで動かしておこうと思います。
馬体重は432kgです」
2023.10.06
在厩場所：ノーザンファームしがらき
調教主任「トレッドミルでの運動を継続しながら、馬体回復に努めていましたが、順調に回復してきましたので、この中間から周回コースで乗り出しています。
欲を言えばもう少しふっくらさせたい気持ちがあるものの、飼い葉食いは安定しているので、引き続き馬の状態に合わせながら良化を図っていきたいと思います。
馬体重は438kgです」
2023.10.13
在厩場所：ノーザンファームしがらき
調教主任「馬体は徐々にフックラとしてきましたし、周回コースで乗り出した後も順調に進めることが出来ていましたので、この中間から坂路コースにも入れています。
気持ちにイラつきはなく、前向きに調教に取り組めているので、引き続き乗り込みながら良化を促していきたいと思います。
馬体重は444kgです」
2023.10.20
在厩場所：ノーザンファームしがらき
調教主任「この中間も周回・坂路コースで乗り込みを続けています。
周回コースではほぼ毎日長めの距離を乗るようにしていますが、疲れを見せることはありません。
飼い葉はまずまず食べていますが、体の線はまだ細いですから、馬の状態に合わせながら中身を作っていきたいと思います。
馬体重は443kgです」
2023.10.27
在厩場所：ノーザンファームしがらき
調教主任「この中間に緊張からテンションが異常に高くなる時がありました。
疝痛の疑いもありましたが、獣医師に診てもらっても特に気になるところはありませんでした。
もしかしたら馬房の工事の音に驚いて気持ちに余裕がなくなってしまったのかもしれません。
ただ、それ以降は驚く様子はないですし、調教は休まず行えています。
今週は坂路コースを17-17ペースで登坂していますが、落ち着いて走ることが出来ていましたから、このまま負荷を強めていければと思っています。
馬体重は443kgです」
2023.11.03
在厩場所：ノーザンファームしがらき
調教主任「その後は周りの音に敏感なところを見せることもなく、落ち着いて過ごすことが出来ています。
また、この中間も周回コースでの乗り込みに加えて、坂路コースを17-17ペースで登坂していますが、運動後も疲れを見せることはありません。
ただ、馬体はもう少しふっくらとして欲しいので、馬の状態に合わせながら良化を促していきたいと思います。
馬体重は443kgです」
2023.11.10
在厩場所：ノーザンファームしがらき
調教主任「この中間も周回・坂路コースでの乗り込みを継続しています。
調教は休まず行うことが出来ていますが、馬体の張り・艶共にまだ一息ですし、良化はゆっくりですね。
ただ、この馬なりに飼い葉を食べて体調は維持出来ていますので、今後も状態に合わせながら良化を促していきたいと思います。
馬体重は443kgです」
2023.11.17
在厩場所：ノーザンファームしがらき
調教主任「馬体の張り・艶はまだ物足りなさが残るものの、休まず調教が出来ているのは良いことだと思います。
この中間は坂路コースを15-15ペースで登坂していますが、調教後はこの馬なりに飼い葉を食べているので、今の感じで進めていきながら中身を鍛えていきたいと思います。
馬体重は449kgです」
2023.11.24
在厩場所：ノーザンファームしがらき
調教主任「この中間も周回・坂路コースでの乗り込みを継続しています。
坂路コースでは終いハロン14秒まで負荷を強めていますが、ペースアップには問題なく対応しています。
馬体に幼さは残るものの、体重は維持出来ていますし、休むことなく調教に取り組めているのは良いことですから、この調子で動きの質を高めていきたいですね。
馬体重は446kgです」
2023.12.01
在厩場所：ノーザンファームしがらき
調教主任「負荷を強めていく中でも疲れを見せることはなく、体重も週毎に増えているように、調子は上向いていますよ。
馬体は依然として細く映りますが、体形的なものもあると思うので、あまり気にせず進めていきます。
この中間も坂路コースを終いハロン14秒で登坂していますが、最後までしっかり動くことが出来ているので、この調子で進めていければ帰厩の声が掛かる日はそう遠くないと思います。
馬体重は454kgです」
2023.12.08
在厩場所：ノーザンファームしがらき
調教主任「この中間も坂路コースで15-15ペースから、終いハロン14秒まで脚を伸ばしています。ペースアップ後も馬体は維持しており、ここまで順調に進めることが出来ていますよ。
まだ頼りない部分はあるものの、この馬なりにしっかりとしてきましたから、帰厩の声が掛かるまで乗り込みながら良化を促していきたいと思います。
馬体重は454kgです」
2023.12.15
在厩場所：ノーザンファームしがらき
調教主任「この中間も同様のメニューで乗り込みを進めており、週3回は坂路コースで終いハロン14秒まで脚を伸ばしています。
負荷を掛け続けている中でも、体重が増えているように、徐々に中身がしっかりとしてきましたよ。
特に気になるところはありませんし、今のメニューを継続しながら鍛えていきたいと思います。
馬体重は459kgです」
2023.12.22
在厩場所：ノーザンファームしがらき
調教主任「今週も周回・坂路コースでの乗り込みを継続していますが、徐々に飼い葉食いが実になってきているように思います。
この馬なりに良くなってきているのは確かですから、帰厩の予定が決まるまで、乗り込みながら中身を作っていきたいと思います。
馬体重は465kgです」
2024.01.05
在厩場所：ノーザンファームしがらき
調教主任「この中間も坂路コースで15-15ペースから、終いハロン14秒まで脚を伸ばしていましたが、馬体が寂しくなることもなく、良い状態を保つことが出来ていました。
馬体に幅が出て欲しい気持ちはあるものの、加減せずにしっかり乗り込むことができているのは良いことだと思います。
近日中に帰厩させる方向で斉藤崇史調教師と打ち合わせていますが、良い状態で送り出すことが出来そうです。
馬体重は468kgです」
2024.01.07
在厩場所：栗東トレセン
7日(日)に栗東トレセンへ帰厩しています。
2024.01.11
在厩場所：栗東トレセン
斉藤崇史調教師「7日にこちらへ帰厩させていただきましたが、馬体面に問題はありませんでしたから、11日に坂路コースで併せて追い切りを行いました。
同じ3歳未勝利馬を1馬身ほど誘導する形から、最後は突き放されて終えています。
こちらは帰厩後１本目の追い切りに対して相手は今週使う予定の馬でしたし、遅れてしまったことは仕方ないのですが、前半スッと駆け上がってきた割には終いはバタついた走りとなってしまいましたね。
ただ、後半の馬場の荒れた時間帯でしたから、その影響もあるのかもしれませんし、このひと追いで良化してくると思います。
まだ具体的な予定は立てていないものの、今朝の感じから少なくともあと2週くらいは必要なのかなと感じています」
2024.01.18
在厩場所：栗東トレセン
斉藤崇史調教師「17日に坂路コースで併せて追い切りを行っています。
道中はミクロフィラムが先行し、古馬2勝クラスの馬に0.3秒遅れてゴールしています。
前日の雪の影響で馬場が悪くなっていたので、ラスト1ハロンは時計が掛かってしまいましたが、先週よりは動けるようになっていますね。
追い切りを重ねて硬さが出ないか気掛かりではあったものの、今のところしっかり動くことが出来ていますし、この馬なりに飼い葉を食べて、今週の体重測定では450kg台を維持しています。
ここまで順調に進めることが出来ていますし、この感じであれば来週には態勢が整うでしょうから、1月27日の小倉・芝2,000ｍ(牝)に向かう予定です。
なお、鞍上は鮫島克駿騎手に依頼しています」
2024.01.25
在厩場所：栗東トレセン
斉藤崇史調教師「小倉競馬場までの輸送が控えているので、24日の追い切りは負荷が掛かり過ぎないようにＰコースで行っています。
レースに騎乗予定の鮫島克駿騎手を背に、4ハロン55.3秒で、ラスト1ハロン11.5秒のタイムをマークしています。
先週は馬場の重いウッドチップコースで最後まで余裕を持って走ることが出来なかったですが、軽い馬場なら馬なりのまま軽快に走ることが出来ていましたよ。
以前は調教を進めていくにつれて前捌きの硬さが目立っていましたが、今回はここまでそのようなことはないですし、それだけしっかりしてきているのでしょう。
また、鮫島克駿騎手は
『ビュッと切れるタイプではなさそうですが、軽い馬場なら長く脚を使ってくれそうなので、出来れば良馬場で走らせてあげたいですね』
とのことでした。馬場が荒れてきているのは気掛かりではあるものの、ジョッキーがレース当日の馬場を読んで上手くエスコートしてくれるはずですので、良い競馬を期待したいと思います」
調教タイム
2024.01.11
助 手 栗東坂良
54.3 – 39.8 – 26.6 – 13.9 一杯
フォルテローザ(三未勝)馬ナリに0.2秒先行1.3秒遅れ
2024.01.17
助 手 栗東坂良
54.5 – 40.4 – 26.7 – 13.5 一杯
ダンシングニードル(古馬２勝)馬ナリに0.5秒先行0.3秒遅れ
2024.01.24
鮫島駿 栗東Ｐ良
55.3 – 39.7 – 11.5 位置[6] 直強め
感想
1/27の小倉競馬
(3歳未勝利・芝2000m)
に出走します！
9月に芝1400mの新馬戦でデビュー。
一瞬良い脚を使ったものの、トモの
緩さもあってかジリジリとした伸び
となり3着。
レース後は心身ともにさらに鍛える
方針で放牧に出ました。
放牧先では音に敏感なところを見せる
こともありましたが調教は休まず順調
に行うことができました。
ただ良化はゆっくりで、線の細さや
馬体の張り・艶の物足りなさが指摘
される状態が続きます。
その後12月には状態が上向き、負荷を
強めても良い馬体重が維持できるように
なりました。
1月初旬に帰厩、当初の追い切りでは
バタバタとした走りになってしまい、
仕上げには若干時間がかかる見立て。
その後は徐々に動きが良化し、1/27
の競馬に出走することとなりました。
9月のデビュー戦からじっくりと調整して
臨む2戦目。
ウッドチップコースでは余裕がなくなる
など頼りなさは残り、距離延長への対応
も心配があるところですが…
追い切りにも跨っていただいた鮫島騎手に
よると軽い馬場であれば長く脚を使えそう
とのことなので、上手く良さを引き出して
もらって、不安を吹き飛ばすような好走を
期待したい！
勝ち上がりに向けて、2024年の初戦、
ファイトだ！( ᐛ )و
※クラブ公式情報・画像はキャロットクラブの許可を得て掲載しております。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました♪
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