キャロットの2歳牝馬、トリメストラーレの近況です。
5月に骨折が判明し、骨片摘出手術を受けました。
その後は経過を観察しながら進め、
夏にはトレッドミルでのキャンターを開始。
じっくりと調整を続けています。
更新内容を確認してみましょう！
コンテンツ
トリメストラーレ
2歳 牝馬
父:ロードカナロア
母:シーズンズベスト
(BMS:ゼンノロブロイ)
(美浦)萩原 厩舎
生産：ノーザンファーム
近況
21/8/13 ＮＦ早来
馬体重：469kg
ここまでトレッドミルでの常歩を行いながら、経過を観察してきました。
特に問題は見られなかったことから、今週よりトレッドミルでのキャンターを開始しています。
まだ慣らし程度のキャンターペースであり、疲れを見せた場合は無理せずスピードを緩めるなど、臨機応変に対応していく考えです。
順調に進められるようであれば徐々に速度を上げ、その中での状態の変化を見極めていきます。
21/8/31 ＮＦ早来
トレッドミルでのキャンターを開始してからも脚元の見た目や歩様に変わりはなく、この中間は週３～４日、トレッドミルでのキャンターを中心とした運動メニューを組んでいます。
不安なくリハビリメニューを進めることができていますが、蹄の形を微調整することで節々にかかるプレッシャーを軽減できるように努めています。
今後は様子を見ながらトレッドミル入りする頻度を高めていきたいところです。
21/9/9 ＮＦ早来
軽めの調整を行っています。
「この中間は週５日、トレッドミルでのキャンターを取り入れています。
状態はいい意味で変わらずに推移していますから、このまま少しずつキャンターペースを上げて馴染ませていきたいです」（早来担当者）
21/9/16 ＮＦ早来
軽めの調整を行っています。
「トレッドミルでのキャンターを順調に消化できていますね。
直近の馬体重は４８０キロ台と大きく増加しているので、脚元に掛かる負担には気を付けつつ現状のメニューを進めていきたいです」（早来担当者）
21/9/22 ＮＦ早来
軽めの調整を行っています。
「トレッドミルでのキャンターを継続していますが、ここまではリハビリメニューを順調に進められています。
馬体は胴が伸びて以前よりも全体のバランスが良くなってきていますし、結果的にいい成長を促す期間に充てることができています。
今後は今月末から来月上旬にかけて乗り運動を再開したいと考えています」（早来担当者）
21/9/30 ＮＦ早来
軽めの調整を行っています。
「トレッドミルでのキャンターは順調に進められ、脚元も変わりなかったので馬場での乗り運動を開始しています。
まだ足慣らし程度に軽めの内容ですが、問題なければ少しずつペースを速めたり、乗る距離を延ばしていきたいです」（早来担当者）
21/10/7 ＮＦ早来
軽めの調整を行っています。
「馬場入りしているのはまだ週１日だけですが、乗る距離を１８００ｍから２４００ｍに延ばして乗り進められています。
このままジックリ馴染ませつつ、さらに負荷を上げられるか見極めていきます」（早来担当者）
21/10/14 ＮＦ早来
トレッドミルか周回コースで軽めのキャンター調整を行い、週２日は坂路で軽めのキャンター調整を行っています。
「周回コースで乗る限りは問題なく推移していたので、この中間は坂路調教も取り入れています。
まだ軽めの内容で慣らしの段階ですが、このまま問題なければ少しずつキャンターペースを上げていきたいです。
馬体重は４８６キロです」（早来担当者）
21/10/21 ＮＦ早来
トレッドミルか周回コースで軽めのキャンター調整を行い、週２日は坂路でハロン１７～１８秒のキャンター調整を行っています。
「週２本、坂路で普通キャンター程度に乗っています。
先日来場した調教師とは、脚元はいい意味で変わりないものの負担が掛かりやすい箇所でもあるから、ひとまず年内はこのまま慎重に進めていく方向で話をしています」（早来担当者）
21/10/28 ＮＦ早来
トレッドミルか周回コースで軽めのキャンター調整を行い、週２日は坂路でハロン１６～１７秒のキャンター調整を行っています。
「少しずつ登坂ペースを上げ、ハロン１６秒程度まで乗り進めています。
今後乗り進めていってどう変化するかはポイントですが、現状でも以前よりトモの肉付きが良くなっているように思いますし、このまま良化を促していきたいです」（早来担当者）
21/11/4 ＮＦ早来
トレッドミルか周回コースで軽めのキャンター調整を行い、週１～２日は坂路でハロン１５～１６秒のキャンター調整を行っています。
「この中間は坂路でハロン１５～１６秒のキャンターを取り入れています。
状態はいい意味で変わりありませんから、このまま様子を見ながら登坂頻度を上げて、負荷を掛けつつ状態の変化を見極めていきたいです」（早来担当者）
感想
体質面に不安がある血統ですが
丁寧に接していただいていたこともあり
4月頃までは大きな問題はなく
このまま無事に、と思っていました。
残念ながら5月に骨折が判明。
クリーニング手術後は経過を見ながら
じっくり進めていました。
8月にはトレッドミルでのキャンターを開始、
10月には坂路調教を開始しました。
ケガがあった分、立ち上げが遅れていますが
焦らずじっくり進んでいければと思います！
リハビリを挟んだこともあってか
馬体重は大きく増加しましたが、
胴が伸びるなど体の成長も伴っているので
良い成長期間となってくれている
とポジティブにとらえます( ᐛ )و
脚元はいい意味で変わりないものの
年内はこのまま慎重に進めていく予定
とのことなので、こちらも焦らず
見守っていきたいと思います( ˙ᵕ˙ )
負荷をかけていっても異常が出ませんように…！
今後もじっくり進めていって、
来年無事にデビューする姿を見られることを
楽しみにしています(*^^*)
※クラブ公式情報・画像はキャロットクラブの許可を得て掲載しております。
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